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「ひとりごと」

020 援助すること2008.08.27

 昨夜は、特に何ごとも発生しなかったようですね。何がって?反タイ政府団体「民主主義のための市民同盟(PAD)」が起こした同時多発デモ(そんな言葉あるの?)ですよ。サマック首相の退陣を求めて、国営テレビ局のNBTを占拠したり、首相府を取り囲んで侵入したりとやりたい放題。ひょっとしたら軍が動くのではとの憶測も流れて、どうなるかと思いました。

 こんなことを繰り返してたら、経済にも悪影響を与えるでしょうし、観光客も逃げちゃいますよ。まったく、ゴーゴーバー産業にとってはえらい迷惑。当然、純粋にゴーゴーバーを愛する会の代表としても、早く政治的に安定してほしいとコメントしておきましょう。

 さて、また読者の方からのメールに関してです。トシさんも、意気投合したゴーゴーバーの子からお金を貸してくれと頼まれたのだそうです。お母さんが病気だからと。1週間で返すからというので7千バーツを貸したのですが、1週間後にもう少し待ってと言われて、だったらとあげることにしたのだそうです。

 お母さんが入院しているのは、どうも本当のことらしいのです。でも、彼女は車のローンを抱えていることが、あとでわかったのだとか。少し違和感を覚えたそうなのですが、これはタイ人にとっては普通の感覚なのでしょうね。

 もちろん、どうにもならなくなったら車を売ってでも何とかするでしょうけどね。借りるあてのあるうちは、お金を借りることを優先するでしょう。返さないのも平気です。だって返すお金がないんですから。車を持ってるじゃない、というのは日本人的な感覚です。タイ人にとっては、車は大事な資産ですから。

 多くのタイ人の夢は、お金を稼いで車を持ち、家を持つこと。昔の日本と似ているかもしれませんね。一戸建ての家にマイカー。これが庶民の願いでした。高度経済成長の頃、まさにそういう時代だったのですよ。団地(当時はマンションなどとは呼びません)はあくまで仮住まい。だから、今のように分譲マンションが当たり前という感覚はなかったんですね。

 そういうタイ人にとって、やっと手に入れた車は、命の次くらいに大事なの物なのかもしれません。だから、金持ちの日本人から借りたお金を踏み倒しても、自分の財産を失うわけにはいかないのです。

 ですが、どこまで援助したらいいのか、ということが難しいのです。少し甘い顔をすると、すぐにつけ込んで来る。そんな経験がありませんか? 1杯コーラをご馳走すると、もう1杯くれとか、友達にもご馳走してくれなど。(みみっちー!)

 際限なく財産があれば、いくらでもご馳走してあげられるかもしれませんけど、残念ながら限度というものがあります。せっかくいい気分でご馳走したりチップをあげたのに...と嫌な気分になることも。「せっかく・・・・のことをしてあげたのに。」という思いがあったんですね。

 でも最近は、ここまでと決めておくので、それ以上ははっきりと断ります。これだけしかできない。ごめん。そう心の中で言って、線を引くのです。それは、私自身が金で彼女の歓心を買おうとする気持ちを、抑えることにもなっています。自分が楽しんだ分しかあげないから、それ以上のことをしてもらう必要性がないのです。

 それと同時に、彼女を自分に依存させないことにもなると思っています。誰かに依存するということは、自由を失うことです。自由は人間にとって一番大切なものです。彼女が自由であることを喜んであげる。それが本当の愛情だと思うんですけどね。

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